YouTubeは、有料会員向けの音楽ストリーミングサービスを今夏にも提供する。ロイターおよびFinancial Timesが報じている。
広告なし、オフラインでも視聴可
それによれば、YouTubeは声明で「有料の音楽サービス機能を追加する」とし、すでにメジャーレーベルをはじめ数百の音楽関連会社と提携している模様だ。 サブスクリプション(定期購読)型の同サービスは、これまで「Music Pass」と呼ばれてきたもので、月額料金を支払うユーザーは広告なしで音楽を聴くことができ、オフラインでも視聴が可能。晩夏ころにスタートの見込みだという。 アーティストがライセンス条項に同意せず新サービスへの移行を拒絶した場合、YouTube側がそうしたアーティストのアカウントを削除するといった強硬措置を講じる方針であることも、Financial Timesの報道で明らかになっている。 新サービスは音楽業界にどのような影響を及ぼすのか、また従来YouTubeを無料で楽しんできたユーザーが有料会員、あるいはSpotifyなど別の音楽ストリーミング配信に流れるのか、今後の動きに要注目だ。