7.9mmの薄型フラットボディ、背面には強化ガラス素材のパネルを採用することで、頑丈でありながら美しく滑らかなフォルムを実現。手にしてみると、薄さが強調される感じが伝わってくる一方で、中身もしっかり詰まっているような印象も受けた。
5インチのTFT液晶(Realityディスプレイ)は、より正確にタッチできるようにセンサー層とガラス部を一体化。これにより、ディスプレイの薄型化をも実現している。また、AppleのRetina Displayをしのぐ443dpiと高いピクセル密度、1920x1080フルHDの解像度、色彩を補正する「モバイルブラビアエンジン2」を搭載し、写真や動画だけでなくWebサイトや地図なども美しく表示できるのが特徴だ。 1380万画素のカメラは、従来モデルよりパワーアップ。ソニーが世界で初めて開発した、最新の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor RS for mobile」を採用。Exmor RSとは積層型CMOSイメージセンサーのことで、明暗差が大きいシーンなどにも対応した「HDRビデオ」も撮影が可能となっている。さらに、デジカメのCyber-shotシリーズにも採用されている「プレミアムおまかせオート」機能を備え、シーン設定不要でカメラまかせの簡単撮影もできる。
音楽にも、Sonyの技術が結集されている。たとえばWALKMANアプリでは、デジタル信号処理技術の設定をワンタッチで最適化する「ClearAuidio+」により、高音質の音楽再生を実現する。イヤホンはSony製のカナル型「MH-EX300AP」が本体付属品となっているのも嬉しいところだ。 チップセットはQualcomm Snapdragon S4 Pro(APQ8064)1.5GHz クアッドコアプロセッサを搭載し、2GBのRAMに、16GBの内蔵ストレージ。バッテリーは2330mAhとまずまずの容量だが、取り外しは行えない。IPX5、7相当の防水とIP5X相当の防塵を備え、かつ146gという軽さを考えると、致し方ないところか。
パケット通信ではLTE(Xi:最大100Mbps/37.5Mbps)にも対応。そのほか、おサイフケータイ(Felica)、NFC(TypeA/B)、ワンセグ、赤外線通信、テザリング、Bluetooth 4.0などに対応する。NOTTVには非対応となる。また外部メモリーは、microSDHC(32GB)のほかに、microSDXC(64GB)もサポートされている。 サイズは約139×71×7.9mm、カラーはBlack、White、Purpleの3色展開。発売予定は2月9日で、事前予約受付の開始は1月23日となっている。 参考記事:ドコモ 2013年春モデル スマートフォン 特徴・スペックまとめ