Twitterサークルの使い方──メンバーの追加・削除、通知の仕様などをまるっと解説 サークルとは、ユーザーが自らのツイートを閲覧できる相手として選別し、グループ化した非公開のユーザーリストのこと。サークルに登録できるユーザー数は最大150で、いつでも自由に追加・削除できます。サークルに追加したことや、サークルから削除したことは、相手に通知されません。ツイートを閲覧できる相手を限定する以上、そのツイートに対してリプライできるユーザーもサークル内のユーザーだけに限られます。 We’re now testing Twitter Circle, which lets you add up to 150 people who can see your Tweets when you want to share with a smaller crowd. Some of you can create your own Twitter Circle beginning today! pic.twitter.com/nLaTG8qctp — Twitter Safety (@TwitterSafety) May 3, 2022 昨秋からTwitterがテストを開始したコミュニティは、特定の興味・関心に基づいたグループにユーザーが主体的に参加し、コミュニティ内に限定してツイートをやり取りする機能。それに対し、Twitterサークルは、ユーザー自身が親しい友達など何らかの基準で選んだ相手だけにツイートを限定公開する機能です。 両者は、限定されたグループ内でツイートがやり取りされるという点で共通します。コミュニティ機能やサークル機能を活用するユーザーが増えれば増えるほど、たとえ公開アカウントのツイートであっても、グループ外のユーザーは容易に閲覧できなくなる傾向が強まるでしょう。従来からTwitterの言論空間には、公開アカウントと非公開アカウント(鍵アカ)の区別しかない、単純な構造でした。今後はコミュニティに属しているか否か、サークルに含まれているか否かによって、ツイートの閲覧可否が決まる構造が重ねられる可能性が高い状況です。 良くも悪くもTwitterの特徴は、公開アカウントがつぶやいた投稿は全世界に向けた情報発信となることでした。マイクロブログとしての出自からしてオープン指向だったTwitterが今、情報の流通を限定された範囲に閉じる方向に動き出しています。