本記事ではPayPayクーポンの使い方とPayPayポイント付与の仕組みを解説します。PayPayクーポンを使うことでどれだけPayPayポイントが貯まるのか検証してみました。 PayPayクーポン適用によるPayPayポイント加算は、PayPay残高払い/あと払い・クレジットカード払いなど、どの支払い方法でも対象となります(LINE PayでPayPayのQRコードを読み取って支払った場合は対象外)。 PayPayで決済すると、PayPay支払い特典としてPayPayポイントが付与されます(付与されないケースもあります)。PayPayの基本付与分は0.5%です。一定の条件をクリアすると、PayPay支払い時の付与率は最大1.5%までアップします。これにPayPayクーポン適用によるPayPayポイントが加算されます。 PayPayクーポンは、PayPayアプリで対象の店舗をフォローすることで獲得できるようになります。フォローしなければPayPayクーポンを獲得できないので注意しましょう。 支払い方法がPayPay支払い特典の対象であれば、基本付与分のPayPayポイントも獲得できます。PayPayの基本付与分は0.5%で、利用状況によって付与率が変動する「PayPayステップ」で最大1.5%までアップします。つまり、この例では通常0.5〜1.5%の付与率が、PayPayクーポンを使うことで実質5.5〜6.5%にアップするのです。 PayPayステップ PayPayクーポンによる付与率は店舗や時期によって異なるため、詳細はPayPayアプリからクーポン一覧をチェックしましょう。使い方は本記事で後述しています。 Yahoo!プレミアム会員向けにしかPayPayクーポンを配布していない店舗もあるので、気になる店舗の限定クーポンがあれば加入を検討するのもいいでしょう。 Yahoo!プレミアムは、Yahoo!関連サービスでお得な割引や無料特典を利用できるサービス。ソフトバンク・ワイモバイルユーザーは無料で加入できるほか、月額508円で他キャリアのユーザーも加入できます。 主な特典は特典内容は以下の通りです(2022年11月時点、一部抜粋)。 そのほかにも、飲食店の予約やオンラインショップでの買い物でPayPayポイントが貯まる特典などを多数利用できます。詳細は以下のリンクより確認してください。 通常のPayPayクーポンやYahoo!プレミアム限定のPayPayクーポンよりも付与率が優遇されているものもあります。ソフトバンクユーザーであればぜひチェックしてみてください。 なお、ソフトバンクユーザー限定のPayPayクーポンを利用するには、スマートログイン設定が完了したYahoo! JAPAN IDにてPayPayアカウントと連携させる必要があります。 付与率は店舗によって異なります。付与上限・使用上限回数・配布期間などの詳細はPayPayクーポンの一覧画面にて確認してください。 ここではiOS版アプリで検証・解説していますが、Android版アプリでも操作方法は同様です。 「ホーム」タブで[クーポン]をタップすると、配布されているPayPayクーポンの一覧画面が表示されます。 フォローすることで、PayPayクーポンを利用できるようになるだけでなく、その店舗からのお知らせを受け取れるようになります。 獲得できたら通常と同じ手順で支払いを済ませましょう。 PayPayクーポンを利用すると、PayPay支払い特典(付与率0.5%/1.0%/1.5%)に加えてクーポン適用分のPayPayポイントが付与されます。 ただし、クレジットカード払いの場合はPayPay支払い特典が付与されないケースもあるので注意してください(詳細は次項以降で解説)。 もちろんPayPayクーポンは対象店舗によって付与率や特典内容は異なりますが、PayPayクーポンを適用していなければ2ポイントだけであったことを考慮すると、いかにPayPayクーポンがお得であるかがわかるでしょう。 なお、PayPay支払い特典およびクーポン適用分のPayPayポイントは、支払い日の30日後に付与されます。今回は8月23日に支払ったため、PayPayポイントの付与日は30日後の9月22日となります。 PayPay支払い特典の対象になるのは、以下の支払い方法で決済した場合です。
PayPay残高払い PayPayあと払い PayPayあと払い(一括のみ) PayPayアプリを介したPayPayカード(旧Yahoo! JAPANカード含む)での支払い
実際に支払い方法に楽天カードを登録し、上記と同様の商品(松屋で520円のネギねぎ牛めし並盛)を決済したケースを見てみましょう。 今回は支払い方法に楽天カードを登録して検証したので、楽天カードの基本還元を楽天ポイントとして受け取ることはできますが、PayPayを頻繁に利用するユーザーであれば効率の良いポイントの貯め方とは言えないでしょう。 PayPayで楽天カードは使える? 登録方法、還元率、注意点を解説 また、クレジットカード払いはPayPayステップの対象外でもあります。PayPayステップとは、一定の条件を満たすことで付与率をアップできる仕組みです。付与率を0.5%アップする条件の中には「300円以上の支払いが30回以上 + 5万円以上支払い」というものがありますが、クレジットカード払いはこれにカウントされません(PayPayステップの条件は毎月変わります)。 これらの注意点を一挙に解決できるのが、PayPayカードです。PayPayカードは、PayPayあと払いを利用できる唯一のクレジットカードです。PayPayあと払いは「PayPay支払い特典(付与率0.5%〜1.5%)」の対象であり、PayPayステップ対象の支払い方法でもあります(詳細は次項で解説)。 PayPayにクレジットカードを登録して支払う方法──メリット・デメリットも解説 楽天カードをPayPayに登録して決済してもPayPayポイントは貯まりませんが、PayPayカードを登録して決済すれば、PayPay支払い特典(付与率0.5%/1.0%/1.5%)のPayPayポイントが貯まります。PayPayカードであれば、PayPay残高へのチャージも可能です。 PayPayカードを利用するには、「PayPayあと払い」に登録する必要があります。「PayPayあと払い」は、当月に利用した金額を翌月まとめて支払えるPayPayの支払い方法です(翌月27日に一括支払い、手数料は無料)。登録後、「PayPay残高」へのチャージと「PayPayあと払い」の利用が可能になります。「PayPayあと払い」なら「PayPay残高」に都度チャージすることなく、PayPayカードによる決済ができます。 基本付与分は0.5%となっており、一定の条件を満たすと付与率がアップして最大で1.5%となります。現時点での付与率や付与率アップの条件は、「ホーム」タブの[PayPay Step]から確認できます。 楽天カードによる決済はPayPayステップの達成条件の対象外となっているため、楽天カードでいくら決済してもPayPayポイントの付与率はアップしません。 一方、PayPayカードによる決済である「PayPayあと払い」であれば達成条件に含まれるため、PayPay Stepの内容次第ではありますが、付与率1.5%を目指せます。 ただ、クーポンの配布がなく、付与率が0.5%の状態であれば、PayPayアプリに登録したPayPayカードで決済(PayPayあと払い)するのではなく、PayPayアプリを介さずにPayPayカードで決済したほうがお得です。 PayPayカードの還元率は1%なのですが、PayPayアプリに登録したPayPayカードで決済するとPayPayステップの付与率が適用されてしまうためです。PayPayあと払いで支払うと、PayPayカードでのPayPayポイント獲得(還元率1%)はありませんので、注意が必要です。自身の付与率によって使い分けるのがいいでしょう。