起動直後のホーム画面は3パネル構成

起動して最初の画面は3つのパネル(ページ)で構成される。 「Top Sites」では、よく閲覧するページ(サイト)を複数のカードを並べるように提示する。下部には最近の履歴ページも表示される。これはChromeのトップページを想起させるUIとなっている。

もう一つは、Operaブラウザに実装されているような“スピードダイヤル”だ。主要サイトが並ぶほか、高機能な検索バーが用意されている。 検索エンジンはGoogleをはじめ、Yahoo、Bing、Wikipediaなどから選択でき、Webサイト、ニュース、動画(YouTube)、画像といったようにカテゴリ別に検索も行えて便利だ。音声検索にも対応する。 3つ目は「Next View」で、雑誌風UIのニュースフィードアプリ「Flipboard」をシンプルにしたようなもの。ニュースやスポーツ、旅行、ライフスタイルなど各カテゴリで用意されたソース(日本のサイトは未対応)から、好みのサイトを選んで一覧表示させることができる。

タブ方式、拡張プラグインなど便利機能も搭載

表示速度は他の主要ブラウザと同程度とまずまず快適。アップデートに定評のあるGO Dev Teamだけに、今後のパフォーマンス向上にも期待したい。 上部には、検索キーワードまたはURLが入力できるアドレスバー、またタブ表示ボタンが用意されている。このあたりはChromeとよく似ているといえるだろう。 右上の[:]ボタンからは、新タブ追加、ブックマーク、プラグイン、ダウンロード、ページ共有、ページ内検索、設定、終了などの各種機能を実行できる。 また、閲覧中のページを左へスワイプすると、プラグイン機能が呼び出される。EvernoteのクリッピングやPocketへの保存が行えるアプリ(純正)が用意されている。今後も様々な拡張アプリがリリースされそうだ。

Dolphinほどではないが詳細設定も充実

ブックマークに関しては、Googleアカウントを利用した同期が行える。ただし、Chromeからブックマークのインポートはできず、標準ブラウザからのみ可能となる。 そのほか、履歴の管理をはじめダウンロードフォルダの指定、ユーザーエージェントの選択など詳細な設定も充実している。 フルスクリーン表示など欠けている機能もあるにはあるが、主要な部分はしっかりと取り揃えた優良ブラウザに仕上がっている。

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