バックアップができないと機種変更時にトーク履歴を引き継げないので、非常に困ります。また、スマホの故障や紛失でデータが消えてしまうリスクもあるので、早く解決したいところでしょう。 そこで本記事では、筆者が同様のトラブルに見舞われたとき実際に解決できた方法ベースに、LINEでバックアップできない・進まない場合に試したい対処法をまとめました。 筆者の場合、後述するようにiCloudの空き容量不足が原因でしたが、トラブルを引き起こす原因はおそらくユーザーごとに異なります。「これ」という原因を特定するのは難しいのが現状です。 そのため無理に原因を探るよりも、以下に列挙するような改善の可能性がある対処法を1つずつ試していくのが、結果的に解決への早道になるでしょう。 なお、「iPhoneにサインイン」と記載される場合は、Apple IDとパスワードを入力し、案内に従って認証などを済ませてサインインしましょう。 以下の手順で「連絡先」への権限を許可してから、あらためてバックアップを実行しましょう。 この後、再度バックアップができるか確認してみてください。
iCloud:5GBまで Googleドライブ:15GBまで
基本的にトーク履歴のバックアップに必要な容量としては十分ですが、すでに他の保存データで逼迫している場合、容量不足でバックアップに失敗する可能性があります。実際、筆者がバックアップできなかったときも、iCloudの容量不足が原因でした。 もしくは有料プランへのアップグレードも検討しましょう。有料プランは50GBで月額130円(税込)から用意されており、最大2TBのプラン(月額1300円)まで選べます。 しかし、この15GBは「Gmail」「Googleフォト」と共同で使わなければならない点に注意が必要です。たとえばGmail、Googleフォト等ですでに13GB保存している場合、Googleドライブの空き容量は2GBとなってしまいます。 GmailやGoogleフォトを日常的に使用している人は、気づかないうちに容量を消費している可能性があります。不要なデータを削除するか、Google Oneにアップグレードして容量を確保してください。 「Googleアカウント」の項目には、バックアップ先となっているGoogleドライブのアカウントが表示されているはずですが、この部分をタップします。表示されたポップアップで再度(正しい)アカウントを選択し、[OK]をタップすることでGoogleドライブと連携し直してみましょう。 この流れでバックアップの操作を何度か繰り返すことで、ようやく開始されたという報告も散見されます。正常に処理できない系のエラーメッセージが表示される場合などには、問題の解決につながるかもしれません。 電波の強度が極端に弱かったり「×」や「!」が表示されていたりする場合は、正常にインターネット接続できていない状態です。モバイルデータ通信の場合は別のエリア(屋外など)に、Wi-Fi通信の場合はルーターの近くに移動して、あらためて電波強度を確認してください。 しかし、性能の悪いWi-Fiルーターや、多数の人が接続する公共のWi-Fiなどに接続していると、電波が強いような表示が出ていても実際には通信速度が遅いというケースがあります。 そんなときは、あえてWi-Fiからモバイルデータ通信に切り替えることで改善する可能性もあります。 再起動することにより、強制的にLINEアプリが終了して読み込み作業がリセットされるため、フリーズ等のエラー解消に効果的です。 正常に動作していれば非常に便利な仕組みですが、キャッシュが溜まりすぎると動作不良の原因になってしまう可能性があります。ここまでの対処法を試しても改善しない場合は、LINEのキャッシュ削除を試すのも手です。 ちなみに、キャッシュを削除してもトーク履歴や画像そのものは削除されません。 ストレージとキャッシュ→キャッシュを消去の順にタップすればキャッシュの削除は完了です。 一覧にLINEアプリがあれば、アップデートボタンをタップしましょう。これで最新バージョンにアップデートできました。 アップデート可能なアプリがある場合は「利用可能なアップデートがあります」と表示されるので、詳細を表示をタップしてください。一覧にLINEアプリがあれば、更新ボタンをタップしてください。 また、過去にはiOS 14にアップデートしていないことにより、バックアップできない不具合が発生したこともありました(現在は解消されているようです)。
画像を送信できない トークをバックアップできない スタンプを再ダウンロードできない
上記の事象でお困りの場合は、iOS 14以上へのアップデートをお試しください。