LINEでは友だちだけでなく、ニュースや天気予報、有名人、企業など「公式アカウント」ともトークが可能。多くは、やりとりするというよりトークを通じて役立つ情報を提供してくれるものですが、なかにはコミュニケーションがとれる公式アカウントも存在します。本記事では、ニュースや天気予報から翻訳に至るまで、主にbotと呼ばれる便利な公式アカウントの活用術を紹介します。
公式アカウントを友だち登録する
公式アカウントを探すには、LINEの[その他]タブから[公式アカウント]を選択。公式アカウントの一覧画面が表示され、カテゴリーや検索などでお目当てのアカウントを探せます。
キーワード検索では、アカウント名やID、業種などを入力します。ヒットしたら、アカウントをタップしてポップアップから友だち追加すれば、そのアカウントとやりとりできるようになります。 なお、公式アカウントとのトークを止めたくなったり、通知がうるさかったりする場合には、ブロックや非表示、削除、通知オフの設定などもおこなえます。 LINEで公式アカウントを完全に削除する方法
天気予報やニュースを受け取る
天気予報(LINEお天気:@lineotenki)
LINEお天気は、日本全国の天気をいつでもすぐに教えてくれるほか、指定した地域の毎日指定した時間や天気が変わるたびに天気予報を送ってくれるアカウントです。
トークに「○○市」「○○区」と地域名を送ると、上掲のように3時間ごとの天気予報と、現在の天気を画像スタイルで教えてくれます。
「ヘルプ」と送ると、使い方のガイドが表示されます。これに従って、地域や通知時間などを設定していくと、毎日決まったタイミングで天気予報を知らせてくれるようになります。 いちいちお天気アプリを開いたり検索したりする必要がなく、LINEでさっと天気を確認できるのは非常に手軽です。ちなみに、このアカウントの天気情報はウェザーニュースから提供されています。
ニュース(LINE NEWS:@linenews)
LINE NEWSは、朝8時/正午/20時の1日3回、その日の大きなニュースをダイジェストでまとめて配信してくれるアカウントです。
トークに届くのは見出し一覧のみ。これをタップすると、記事を読むことができます。また、画面下部の「最新ニュースを見る」をタップすると、LINE NEWSのサイトにアクセスできます。 こちらからトークを送っても、返ってくるのは同アカウントの説明のみ。現状は一方通行の配信用アカウントとなっています。
首相官邸(@kantei)
LINEには「首相官邸」の公式アカウントもあります。
主な内容は、政策情報や災害時の情報提供など。ときには、首相自身からのメッセージが配信されることもあります。成人の日には成人の抱負を、こどもの日には子ども達からの質問を募集するなど、首相と国民の交流の場としても使われています(コメントや質問の内容は、首相官邸の公式HPで閲覧できます)。
また、こちらからトークに投げかけると、いくつかのパターンのコメントが返ってきます。会話にはなりませんが、知らなかった政策や情報などを知るきっかけになるかもしれません。
お店のLINE@を追加してクーポンをもらう
「LINE@」とは、主に店舗や施設などビジネス向けのLINEアカウント。企業やブランド、店舗などが顧客への情報発信のために活用するものです。ユーザーはよく行くお店のアカウントを友だち登録しておけば、セールや新商品などのおトクな情報や、クーポンをゲットできます。
クーポンを配布しているアカウントを探すには、LINEの公式アカウントの画面で[クーポン]のタブを選択。ジャンルごとに人気のクーポン(アカウント)が表示されます。 位置情報をオンにしておくと、近くで使えるクーポンも表示されます。自宅や職場の近所で使えるものを効率的に探す時には便利です。
気になるクーポンをタップして友だち追加すれば、すぐにクーポンが入手できます。
クーポンはトークからも確認できます。 ほかにも、マツモトキヨシやケンタッキーフライドチキン、無印良品、GUなど、様々なお店が公式アカウントでのクーポン配信をおこなっています。
トーク内で通訳してくれる翻訳bot
「これって英語でなんていうんだろう?」「外国の友だちとLINEで交流したい」といった時に便利なのが翻訳系botです。LINE公式には、英語、韓国語、中国語、中国語(繁体字)の4種類の通訳アカウントがあります。
たとえば英語通訳では、トーク上で日本語⇔英語の通訳をしてくれます。その名のとおり「通訳」をしてくれるアカウントなので、単語の意味を知りたいといった辞書的な使い方にはあまり向いていません。
通訳系アカウントの真骨頂は、他のユーザーとの1対1トークに、通訳系アカウントを招待した時の通訳機能です。 トーク右上[V]からメニューを開いて[招待]をタップし、通訳アカウントをトークへ招待します。
するとトークが複数人トーク化され、参加しているユーザーの発言が日本語なら英語に、英語なら日本語にリアルタイムで通訳してくれます。翻訳の精度はそれほど優秀というわけではないですが、外国人の友だちとのLINEトークに役立ちそうです。 なお、通訳アカウントが邪魔になった時には「@bye」と送信すると、トークから退出させることが可能です。 【LINE】翻訳機能の使い方──英語や中国語を日本語に
LINEビジネスコネクト系アカウント
LINEビジネスコネクトは、LINEの各種機能を企業がカスタマイズして運用できるサービスです。トークでのやりとりを通して、企業ごとに様々なサービスをLINEから使えるように展開しています。ここでは、ビジネスコネクトを活用している便利なアカウントを5つ紹介します。
ヤマト運輸(@yamato_transport)
ヤマト運輸のアカウントを友だち登録すると、LINEとクロネコメンバーズのIDを連携することで、宅急便が便利に使えるようになります。具体的には、お届け予定のお知らせ、不在時の通知、再配達や集荷の依頼、料金・配達日の検索、荷物の問い合わせが、LINEトークからおこなえます。 LINEで宅急便(ヤマト運輸)のお届け予定や不在連絡を受け取るための連携方法──配達日時・場所の変更や再配達・集荷の依頼もできる
みずほ銀行(@mizuhobank)
みずほ銀行は、口座の残高や入出金明細を確認できるサービスを展開。宝くじの抽選番号の検索も行えます。使い方は、はじめに「いますぐ登録」から口座情報を登録して公式のスタンプをゲット。以降はトークにそのスタンプを送るだけで、残高・入出金情報が参照できます。 LINEスタンプで残高照会、みずほ銀行がサービス開始
ドミノ・ピザ(@dominos_jp)
LINEから簡単にピザの注文ができるのが、ドミノ・ピザのアカウント。お客様情報の登録・連携をしてしまえば、トークで注文内容を送るだけでピザが頼めるようになります。トークやタイムライン上では、クーポンや割引情報などもゲットできます。
NAVITIME(@navitime)
NAVITIMEを友だち登録すれば、もう面倒な経路検索は必要ありません。チャット感覚で経路が調べられます。また、いつも使う経路や路線を登録しておけば、時刻表や運行状況をワンタップで確認できるようになります。
実際の検索画面はこのようになります。所要時間や金額も表示される上、前後の乗換もすぐに検索できます。
会話やゲームを楽しめるチャットBot
LINEには実用的なアカウント以外にも、日常の暇つぶしやちょっとした癒しになるようなボットが登場しています。中でも有名なのが、マイクロソフト謹製の「りんな」(@ms_rinna)です。
りんなは女子高生AIという設定でユーザーとやりとりをしてくれるアカウントで、女子高生との会話が楽しめます。
また、特定のワードに反応してイラストが投稿されたり、オセロやクイズができたりと、楽しみ方はたくさんあります。どんな言葉に反応するか、どんな遊び方があるかは、会話を重ねていくとトークで教えてくれるほか、りんなのホームでも確認できます。 LINEが女子高生AI「りんな」を正式採用、企業向け公式アカウントに提供へ マイクロソフト開発の人工知能
他サービスの通知をLINEで受け取れる「LINE Notify」
LINE以外の様々なサービスの通知をLINEで受け取れるようになるのが、2016年9月にサービスの提供が開始された「LINE Notify」です。
LINE Notifyは、APIで連携した外部ウェブサービスやアプリケーションなどからの通知をLINEアカウントのメッセージとしてLINEトークに配信できるサービス。LINE Notifyアカウントが各種情報をメッセージとしてトークに通知する形となります。 すでに利用できるようになっている外部サービスは「IFTTT」「GitHub」「Mackerel」「myThings」の4つ。なかでも、一般ユーザーにおすすめなのはIFTTTとの連携です。
IFTTTと外部サービスを連携し、さらにLINE Notifyに紐付ければ、天気予報やメールの受信、ツイート情報など、各種通知がLINE上で受け取れるようになります。 まだ日本語に対応していない部分も多いのですが、使いこなせれば情報の管理に一役買ってくれそうです。 便利すぎ、LINEでIFTTTなど他サービスの通知を受け取れる時代が来た botアカウント「LINE Notify」誕生
無料隠しLINEスタンプの情報が受け取れるアカウント
当サイト「アプリオ(appllio)」をLINEの友だちに追加しておけば、無料LINEスタンプに関する最新情報の配信を受け取れます。また、無料スタンプ・有料スタンプの情報だけでなく、役立つLINE情報も随時お届けします。