Googleは米時間18日、家庭向けの新しいWi-Fiルーター「OnHub」を発表しました。製造パートナーは中国TP-LINK社。高速でセキュアかつ簡単に使えるWi-Fi環境を提供するとしています。IoT、スマートホームといった時代の潮流に乗る製品となっています。 OnHub – Google 外観は円筒形で非常にすっきりしています。アンテナは外部に突き出ておらず、ランプの点滅がうるさく主張することもありません。高さは10.8インチ(27センチメートル強)と小さくはないものの、インテリアにすんなり溶け込みそうな印象。カラーは青と黒がラインナップされています。 OnHubのソフトウェアと円形のアンテナは、最適なWi-Fiコネクションを検索・接続し、自動的に干渉を回避して最高のパフォーマンスを維持してくれます。また、デバイスの優先順位を決められるので、動画をストリーミングしている端末が最速の通信速度を享受するようなことも可能だといいます。 OnHubは、専用アプリ「Google On」(Android/iOS)で設定・管理します。アプリではデバイスが使用している帯域幅を確認したり、ネットワークをチェックしたり、問題があればフィードバックを受けたりすることができます。外出時でもネットワーク上のユーザーを確認し、リモートで操作する手段も用意されています。また、パスワードは1タップで表示可能。覚えやすいパスワードを選択し、友人と共有できるそうです。

OnHubのアップデートは自動的に実施されるので、最新機能のアップデートやセキュリティアップグレードに特別な操作は不要。周波数帯は2.4GHz(802.11 b/g/n)と5GHz(802.11 a/n/ac)が利用でき、Bluetooth Smart ReadyやWeave(IoT向け通信プロトコル)、IEEE 802.15.4に対応します。家庭内のさまざまな機器との連携が想定されており、単なるWi-Fiルーターというよりもスマートホーム時代のハブとなる機器として位置付けるのが適切です。