Googleは3月30日(現地時間)、「Google+」の写真機能「フォト」に保存されている写真・動画をオンラインストレージ「Googleドライブ」で表示・管理できるようにすると発表しました。この動きは、3月2日に明らかにされたGoogle+解体と再編成の序曲となりそうです。 関連:「Googleフォト」発表、無料で容量制限なくスマホ写真を保存 自動分類や編集・共有も便利でAndroid/iOS/ウェブ対応 関連:Google+解体か、「フォト」と「ストリーム」にサービス分割へ 「Googleフォト」(注:Google+フォトではない)のフォルダをマイドライブに追加することで、Androidアプリ・iOSアプリ・ウェブのGoogleドライブで写真や動画を見つけたり整理したりできるようになります。

筆者が確認したかぎりでは、ウェブ版GoogleドライブのメニューにGoogleフォトが登場しています。また、GoogleドライブのAndroidアプリでも、設定メニューにGoogleフォトの自動追加オプションが追加されています(31日早朝は利用できない状態)。 新規に保存したコンテンツは、すぐにGoogleドライブのGoogleフォトに反映されます。これまでGoogle+フォトに保存してあったコンテンツは、数週間以内にGoogleドライブのGoogleフォトに反映される予定です。

今回の変更によって、Google+フォトに保存してあった写真にGoogleドライブからアクセスできるようになるわけですが、GoogleドライブでGoogle+フォトの写真編集・共有機能を利用できるわけではなく、あくまでも表示や管理が可能となるのみです。また、Google+フォトはもともとGoogleドライブの保存容量を使っているので、Googleフォトを使い始めてもドライブの容量が圧迫されることにはなりません。Googleフォトからコンテンツを削除するとGoogle+フォトにも反映され、逆の場合も同様です。 注意しておきたいのは、GoogleフォトとGoogle+フォトが完全に同期するわけではないという点。たとえば、Google+フォトにおける写真の編集内容はGoogle+のみで表示され、GoogleドライブのGoogleフォトフォルダには表示されません。したがって、編集した写真をGoogleドライブのGoogleフォトフォルダで表示するためには、Google+フォトからダウンロードして、Googleドライブにアップロードする必要があります。同じく、Googleドライブ上でおこなったフォルダ作成や写真のコピー・移動・編集などの変更は、Google+フォトには反映されません。