対象となっているのは、携帯電話からFacebookに非公開で写真を同期(自動アップロード)していたユーザー。このプライベートな同期機能は2015年1月で終了しており、代替サービスとして「Moments」アプリがリリースされています。 写真をとっておく場合は、7月7日までにMomentsをダウンロードしてサインインしてください。 Momentsを利用しない場合、Facebookのプロフィールから写真を直接コンピューターにダウンロードできます。Facebookと同期した写真をダウンロードまたは削除する方法についてご覧ください。 Facebook、非公開で友達に写真をシェアできるアルバムアプリ「Moments」を日本でも利用可能に 従来の同期機能では、スマートフォンなどで撮影した写真を非公開で自動アップロードし、ユーザーはその写真を投稿に添付して公開することができました。この機能を利用してFacebookにアップロードしていた写真を保存するためには、2016年7月7日までにMomentsにサインインするか、別途PCなどにダウンロードしておく必要があります。 いったいどれほどのユーザーが自動アップロード機能を利用していたのでしょうか。現在、MomentsのApp Storeにおけるランキング順位は急上昇しています。今回の最後通告の影響であることは疑いようがなく、しばらく上位に居座り続けるかもしれません。
Image:Momentsのランキング推移(2016/5/13-2016/6/11)/App Annie このFacebookの動きは、少し前にMessengerを別のスタンドアロンアプリとして本体から分離した流れと合致します。 Facebookがメッセンジャー機能の別アプリ化を強制、星1レビュー殺到でランキング1位の大荒れ事態に Facebookは近年、Facebook本体に機能を集約するのではなく、機能ごとに別アプリ化させる方針を採っており、今回のMomentsへの移行プロセスもそれに則ったものとなります。写真向けオンラインストレージでは「Googleフォト」が成功を収めつつありますが、Facebookはソーシャルグラフを活用したMomentsで攻勢をかけるのかもしれません。
