シャープ製の「AQUOS PAD SHT22」は、7インチのIGZOディスプレイを搭載し、3辺狭額縁の“EDGEST”デザインにより画面占有率80%を誇るAndroidタブレット。端末前面がほとんどディスプレイだけの感覚はインパクト大で、タブレットの新境地を開こうという試みは注目だ。
極限まで狭額縁を追求、フルセグも対応
AQUOS PADとしては1年ぶり2代目となる「SHT22」は、ディスプレイ外枠を極限まで削って細くしており、ボディいっぱいに広がる画面は7インチとは思えない迫力がある。本体はスリム化、軽量化がはかられ、サイズは173×104×9.9mmとコミック本レベルに小さく、重さもわずか263gとなっている。
ディスプレイは、7インチの1,920×1,200ピクセル(WUXGA)のIGZO液晶を搭載。省エネ性能に優れるだけでなく、323ppiの高精細な表現力を発揮する。フルセグにも対応しており、美しく迫力ある映像が楽しめる。視聴しやすいよう簡易スタンドも同梱される。
タブレットながら高性能なカメラ
高速起動の約1,310万画素のカメラは、F値1.9の明るいレンズや暗所に強い画像処理機能NightCatch、画像の粗さを抑えるズームなどを備える。タブレットながら、ハイスペックスマホのカメラと比べても、遜色ない性能だ。
また、大画面をファインダーとして使えるため、撮影の感覚も独特。L判超サイズの写真をそのまま撮って観る、という新体験を提供すると謳っている。
スマホと連携する「Passtock」機能
さらに「Passtock」と呼ばれる、スマホとのPass(連携)とStock(保存)を手軽に行える機能も搭載。画像やURLなどを表示させて、共有→「ストックする(Passtock)」を選ぶだけで、あらかじめペアリングしたスマホとの間で自動的に保存データが連携される。
BluetoothとWi-Fi Direct通信による連携のため、サーバなどを経由せずアカウント設定も不要。たとえば、タブレットで見つけた店の電話番号をタップし、スマホで電話をかけるといったことなどが可能だ。
「AQUOS PAD SHT22」の実機を動画でチェック
主な仕様・スペック
バッテリーは4,080mAhと大容量。プロセッサはSnapdragon 800 MSM8974 2.2GHz クアッドコア。RAMは2GB、内蔵ストレージは16GB、最大64GBのmicro SDXCに対応する。Android 4.2を搭載している。電話回線での音声通話機能はないが、受話口はあるのでLINEなどのアプリで通話自体は行える。 国内定番機能として、NFC、ワンセグ、フルセグ(録画対応、アンテナは端末内蔵)、テザリング、防水に対応。おサイフケータイ、赤外線通信、防塵は非対応となる。カラーはホワイトのみ。発売は2月下旬の予定だ。