Appleは米国時間2019年9月10日、第5世代となる「Apple Watch Series 5」を発表しました。発売日は9月20日。価格は4万2800円(税別)からとなっています。 Apple Watch Series 5の最大の特長は、なんといってもディスプレイが常時点灯する仕組みを採用したことでしょう。Appleはこの新しいディスプレイを「Always-on Retina Display」と呼んでいます。
従来はバッテリー消費を抑えるために、ディスプレイを上に向けたりタップしたりしたときだけ明るくなり、それ以外のときは消灯していました。新しいApple WatchではLTPO技術によって、ディスプレイを下に向けていたとしても暗く点灯しつつ、上に向けると今までのように明るくなります。 一方で気になるバッテリーの持続時間は、従来と同じ18時間。普通に使っていれば、日中にバッテリー切れを起こす心配はありません。 ディスプレイの常時点灯とバッテリー持ちの両立によって、Apple Watch発売当初から抱えていた「文字盤を常時素早く確認できない製品をはたして“時計”と呼んでいいのか」という大きな問題が解消されたわけです。 また、Apple Watchのケース素材にチタニウムとセラミックが追加。今までのアルミニウムとスレンテススチールも引き続きラインナップされます。
そのほか、マップアプリと連携するコンパス機能の内蔵やセルラーモデルでの緊急通報機能の導入など、機能面も順当に進化しています。
なお、2世代前のSeries 3は値下げして販売を継続。価格は19800円(税別)からとなります。前世代のSeries 4の販売は終了します。